一日のスケジュール
スケジュールといっても、殆ど何もすることはありません。
7:00 朝食配布
8:00 「健康観察チャットサービス」と「厚生労働省 帰国者フォローアップ窓口」へ体調の報告
12:00 昼食配布
18:00 夕食配布
この隔離の唯一良い点は、「時差ぼけをゆっくりと治すことができる」ところでしょうか…。
筆者は一人での帰国でしたが、もし夫婦2人や子供を連れての帰国だったら、大変かどうかは別にして、全く違う印象の隔離体験になると思います。
食事について
食事は1日3回、ホテルが用意してくれたお弁当と水が配られます。

配布後にアナウンスがあるので、マスクを着用してドアを開けて扉に引っかけられたお弁当の入った袋を取ります。食べ終わった容器は袋の口をしっかり縛り、ドアの外に置いておきます。
朝食


昼食


夕食


美味しくてバランスの良い食事でした。
女性や子供であればこれで十分かもしれませんが、成人男性には少し足りないような印象でした。
持ってきて良かったもの
筆者はこの後11日間の別ホテルでの待機が控えていましたので、パソコンは必須アイテムだったのですが、問題は「ノートパソコンを持っていない」という点でした。
そこで巨大なデスクトップを持って帰ることにしました。
引越業者の方に梱包材を分けてもらい、モニター(27インチ)は丈夫なスーツケースに入れてチェックインバッグとして預け、精密機械である本体は機内持ち込み荷物として手で持ち運ぶことに。
おかげで洋服や身の回り品の大半は犠牲になり、移動も2倍大変になりましたが、この隔離期間をとても有意義に過ごすことができたので全く後悔していません。

破損や故障のリスクもありますので、お勧めはしませんが…。
また、モニターを保護するために使用したヨガマットが、意外と役に立ちました。YouTube のエクササイズプログラムやストレッチを1日に数回するだけでも、かなりストレス解消になります。

また、部屋に置いてあった飲み物がスティックのインスタントコーヒーと緑茶だけでしたので、お気に入りの紅茶を持ってきたのは正解でした。
持って来れば良かったと後悔したもの
食事は全て無料で提供されますのでありがたくいただきましたが、1日3回お弁当が続くとかなり飽きます。しかも外出禁止でコンビニにも行くことができません。
お菓子類、特にチョコレートやクッキーといった甘いものを持って来れば良かったと激しく後悔しました。
最終日の様子
入国翌日から数えて3日目の最終日に再度PCR検査を受け、ここで陰性となれば晴れてこのホテルを出て、次の隔離先に移動となります。
朝食前に唾液を採取するキッドが配布されますので、それを順次係員が回収していきます。
陰性の結果が出たのが昼食が済んだ後の12時30分頃だったでしょうか、同時にホテルを出るので荷造りをするようにという指示もありました。
16時のチェックアウト時に体温計と部屋のカードキーを回収され、いくつかのアプリをダウンロードしているかの確認と、グーグルマップの設定もチェックされます。
この「APA HOTELS & RESORTS 両国駅タワー」に宿泊した帰国者は全て羽田空港に戻されてから解散となりました。
空港に到着したのは17時過ぎ。ここでようやくJALのカウンターで大量の荷物を自宅へ発送することができました。

やっと缶詰状態から解放されましたが、まだ11日間の自主隔離期間が残っていますので、次は羽田空港から自分で手配した新宿のホテルへ移動します。
その後の隔離生活につきましては、また改めて別記事で詳細をお伝えしていこうと思います。