日本でも海外でも、運転の必要性はその人の「生活スタイルと環境」次第です。
環境という点で、交通網が整ったロンドンでは、子供の送迎等の理由が無い限りは、運転しなくても生活は可能です。
ですが、イギリスで運転できると沢山「お得」なことがあるんです。
今回は、運転をお勧めする理由と、その際の予備知識を分かりやすく解説していきます。
なぜ運転するようになったのか
筆者がロンドンで運転を始めた理由は、「運転する先輩駐妻が、自由でかっこよく見えたから。」です。
我ながら単純ですが、何かを始めるきっかけなんてそんなものではないでしょうか。
しかしここではもう少し論理的に解説していきます。
それでは1つずつ具体的に見ていきましょう。
運転できると行動範囲が広がる
ロンドン郊外には面白い場所が沢山ありますが、残念なのは交通の便が悪い所です。車だったら15分で行けるのに、バスだと1時間なんてことも珍しくありません。
車が運転できれば1人でさっと行ってさっと帰ってくることができます。
お出掛けが気軽になれば、その分より積極的に色々な所へ行きたくなるもので、結果的により多くの面白い体験ができます。
夫婦交代で運転できるメリット
イギリス国内には美しい街が数えきれないほどあり、それらを車で旅行することはイギリス在住だからこそできる素晴らしい経験ですが、ドライバー1人だと運転距離にも限度があります。
そんなとき妻が運転できれば、数時間交代で何百キロでも走り続けることができます。
実際に私達がロンドンから交代で運転して走った1日の最長距離は約608㎞(東京⇔姫路ぐらい)、スコットランドの少し手前まで行きました。
そこから数日かけてスコットランドを1週して帰ってくるという走行距離1,500kmを超えるドライブ旅行でしたが、自分たちで運転するのでスケジュールも行程もとってもフレキシブル。特にお子さんがいるご家庭にはお勧めです。
夫に運転を頼むことが減る
平日の仕事で疲れ切った体に鞭打って、土日もずっと運転…いくら優しいご主人でもついイラっとしてしまうのではないでしょうか。
そんなイライラを承知で「買い物に連れて行って。」と頼むこちらもまたイライラ…。しかも土日だからどこも激混み(TOT)。
同じ場所であれば「空いている平日に1人でゆっくりショッピングする方が好き。」という方は少なくないはずです。
日本とイギリスの交通事情の違い
幸いなことに日本とイギリスの交通ルールは非常に似ており、車は右ハンドルの左側通行です。
詳細はまた別記事で詳しく解説します。
日本人に馴染みの無い「ラウンド・アバウト」の通行方法をマスターすることが最初の課題ですが、1週間も運転すれば慣れてくるかと思います。
どうやって練習するか
これは本当に人それぞれだと思いますが、参考までに、筆者の実際の練習方法をご紹介します。
実は私自身、「超」がつくほどのペーパー・ドライバーで、大学時代に免許を取得して少し運転しただけで、結婚後は15年以上ハンドルに触れたことはありませんでした。
アクセルとブレーキの位置もわからない状態からのスタートです。
「2」と「3」の難易度の差がかなり大きいのですが、結果的に「3」の体験の衝撃が、運転に対する恐怖心を克服するきっかけになりました。
これはあくまで筆者の例ですので、これが誰に対しても有効かどうかは不明です。ご自身に合った練習法を見つけて、「安全第一」で練習をしてください。
おわりに
海外での運転は最初は怖いかもしれませんが、慣れてしまえば「広い行動範囲」と「自由」を手に入れることができます。
誰のためでもない「自分のために」、皆様も是非イギリスでのドライブにチャレンジしてみてください。
ですがくれぐれも安全運転で、自己責任の上でお願い致します。
以下が今回のまとめです。
- 運転は自分の行動範囲を広げる
- ドライブ旅行での選択肢が増える
- 運転に関する夫婦のイライラを解消
- イギリスの交通ルールをまず学ぼう
- 練習は自分に合った方法で(家族の協力は不可欠)