【IELTS】効率的な勉強法・対策・攻略のコツ|独学でスコアUP

IELTS 勉強法 IELTS
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リーディングの勉強法

IELTSのリーディングは大問3つに対して試験時間60分なので、単純計算すると大問1つあたりに掛けられる時間は20分です

例によって後半になるほど文章のレベルが上がりますので、1つの問題文を完全に理解しようと読み込みすぎてしまうと最後までたどり着けなくなってしまいます。

あらゆるIELTS対策講座で言われていることですが、「スキャニング(scanning )」をしましょう。スキャニングとは、文章を読み進めながら、重要と思われる一文や単語をピックアップして、それ以外を流し読みする作業のことです

皆さん日本語だと無意識にやっていることです。ほら、今だってこのブログを読みながら自分にとって必要な情報だけピックアップしようとしていませんか? 同じことを英文で出来るようになれば、格段に読む時間を短縮することができます。

コツは文中の固有名詞、キーと思われる名詞・動詞・形容詞を鉛筆で囲っておくことです。後から問題文を読んだときに「あれ?どこだっけ?」と探す手間が省けます。

何をおいても繰り返し練習することが一番大切なので、過去問をできる限り多く解いて、あらゆる問題形式に慣れましょう。

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IELTS(アカデミック)のライティングで知っておくべきこと

ライティングには2つの課題があります。

タスク内容最低文字数時間(目安)
Task1グラフの分析(地図、図面、イラストの場合もある)150文字20分採点基準
Task2エッセイ240文字40分採点基準

コツは、良いことを言ってやろうとか、採点者を驚かせるようなアイディアを書こうとするのではなく、自分の書きやすい内容を「型」にそってきれいに書くことです。

IELTSのライティングでスコア5~7を狙うのであれば、これからお伝えするTask.1とTask.2それぞれの「型」は覚えておいて損はありません。

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Task.1(グラフ分析)の書き方

勝手に自分でグラフ中の数字を使って計算したり、グラフに対する感想を述べたりしてはいけません

「分析」してありのままを文章にすることがTaskですので、それ以外の余計なことをすると減点される可能性があります

グラフだけではなく、こんな面白いテーマが出題されることもあります。

  • コーヒー豆が栽培・収穫されてから消費者に飲まれるまでの過程を説明する
  • 卵からオタマジャクシ、大人のカエルになるまでの経過を説明する
  • 気球を膨らませる手順を説明する
  • 川沿いのエリアの開発前と開発後の写真2枚を見比べて変化を説明する
  • 図書館のリノベーション前後の見取り図を比較して変化を説明する

経過を説明するタイプはイラストをそのまま順番通りに説明していきます。比較するタイプの基本的な流れは上の図で示したグラフでの手順と同じです。

ライティングはとにかく数をこなすことが大切ですので、問題集やインターネットで問題文を探して、できる限り色々な種類のTask1にチャレンジしてください。

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Task.2(エッセイ)の書き方

Task.2のエッセイには大きく分けて3つのタイプがあります。

書き方の手順は以下の通りです。

「トピックセンテンス」とは段落最初の1文で、ここでまず「結論」もしくは「トピック」を端的に述べるます。続く文章で内容の説明、例、自分の意見等を述べます。

ライティングは書けば書くほどスピードが上がりますし、自分の中に「型」が定着してきます。

Task2で問われる内容は多岐にわたりますが、一般的なトピックが多いので、普段からニュースなどをよく聞いて、それに対し自分なりの意見を英語で頭の中で組み立てる訓練が有効です。

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IELTSのスピーキングで知っておくべきこと

IELTSのスピーキングは外国人の試験官と対面で、11分から14分間の試験時間で行われます。

最初に軽い挨拶と世間話のような会話から始まって、次に2分間スピーチ、そのあとは質疑応答といった流れで進みます。

Part1

トピックは仕事・趣味・ホームタウン・友人・家族のようなごく一般的な内容についてです。答える際は「結論→理由」という形を意識しましょう。

Part2

スピーチパートです。トピックと話す内容に関する指示が書かれたカードとメモ用紙、鉛筆を渡されますので、1分間で話を組み立てて約2分間のスピーチをします。

Part3

スピーチに関するディスカッションです。さらに掘り下げた内容が質問されます。

スピーチのやり方がわからないという方のために、参考までに筆者が実際に行っていた方法をご紹介します(ロンドンの語学学校でもこの方法が紹介されています)。

話を組み立てる際のコツはまずメモ用紙を「Where(どこで)/When(いつ)」「Who(誰と)」「What(何を)」「Why(なぜ)」の4分割にします。

そこに頭に浮かんだ言葉をメモしていきます。その際、決して文章を書き込まないでください。準備には1分しかありませんので、とにかく話のネタをブレーンストーミングのように書き出すことに集中してください。

スピーチではその言葉一つにつき1~2フレーズで話をして、最後に結論もしくは感想を付け足すといった感じです。

良かったら一度試してみてください。1分間で話題と頭の整理ができるのでおすすめです。

スピーキングの練習法

帰国子女や英文科卒ではない普通の日本人が最も苦手とするのが、このスピーキングのパートではないでしょうか。筆者もそのうちの1人です。

ライティングでは理論的な文章が書けても、スピーキングになると支離滅裂、単語の羅列になってしまうという話をよく耳にします。

IELTSのスピーキングでチェックされるのが以下のスキルです。

  • 流暢さと一貫性
  • 語彙力
  • 文法知識と正確さ
  • 発音


「語彙力、文法知識」に関しては日本人は他国の受験者より比較的秀でており、足りないのが「流暢さ、発音」です(経験談)。

この2つのスキルを磨く方法はただ1つ、対面での会話を通じて自分の頭の中のイメージを英語で「アウトプット」する練習を繰り返すしかありません。

この練習に最も向いているのが、今流行りの“オンライン英会話”です。

IELTSのスピーキングテストは対話形式で一般的なトピックについて話します。これはオンライン英会話のカリキュラムの一つ「フリーカンバセーション」と非常に似ており、レアジョブ英会話の利用者だった筆者は本番前の数週間はずっとこれを使って練習していました。

オンライン英会話の経験が無い方、又はご興味がある方はこちらの記事も書いておりますので、ご参照ください。

大切なことは「訂正」と「フィードバック」を受けることですので、ただ楽しく会話するだけではなくしっかり指導してくれる先生を何人か見つけてください。事情を話せばたいていの場合こころよく協力してもらえます。

まとめ

IELTSを受ける前に知っておいていただきたいこと、勉強のコツについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

海外で勉強・仕事がしたい、又は日本国内にいながら海外とつながる仕事がしたいという方にとって「英語力の証明」はとても重要です。

IELTSは140ヶ国、10,000以上の機関が英語運用能力の証明として認定しており、国際通用性の非常に高い資格と言えます。しかも、試験内容はより実践的・日常生活で必要な英語力を測定しますので、スコアの高さ=英語圏での生活力とも言えます

日本ではまだTOEICや英検と比較すると認知度は高くありませんが、グローバル化が進むこれからの時代、確実に需要が高まってくる資格であると筆者は確信しています。

現在受験を考えている、又は実際に勉強を始めている皆様が1日でも早く目標のスコアに到達することを心よりお祈りしています。

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