最近よく耳にするIELTS(アイエルツ)という英語の試験、どういうものか皆さんご存じでしょうか?
日本ではまだそこまで認知度は高くありませんが、実は世界140ヶ国で試験が実施されており、グローバルスタンダードな「英語力の証明」になりつつあります。
留学、海外企業への転職、海外移住ををする上で、国によっては必須の資格になる場合もあります。
当記事では、実際に本場イギリスでIELTSを3回受験した筆者(Band Score 7.0)が「IELTSとはどのような試験なのか」をわかりやすく解説します。
IELTSって何?
IELTS(アイエルツ)とは International English Language Testing System の略で、イギリスで作られた英語の熟練度を測る英語検定です。
運営機関は下記の通り。
- ブリテッシュ・カウンシル(英国政府設立の国際文化交流機関)
- ケンブリッジ大学英語検定機構
- IDP(オーストラリアに本部を置く国際教育機関)
日本国内に関しては日本英語検定協会が実施運営と広報活動を担っています。
試験日程
日本国内の試験会場は全国16都市に設けられ、ほぼ毎週実施されています(会場は日程によって異なります)。日程は下記の2種類に分かれます。
英語4技能すべてをテストしますので、1日で全て終わらせる「1DAY」は試験時間がどうしても長くなりますが、日程によってはスピーキングテストのみ翌日に実施するという「2DAY」も選ぶこともできます。
筆者は1DAYの試験しか受けたことはありませんが、正直言ってかなりの長丁場で、スピーキングの試験が終わる頃にはもうグッタリ、体力と気力も試される試験です。
試験内容
IELTSは英語4技能の熟練度を測る試験ですが、受ける目的によって2種類のタイプに分かれています。
主に留学や就業で求められるのが「アカデミック・モジュール」、学業以外の研修や移住申請で求められるのが「ジェネラル・モジュール」です。
内容と、各モジュールの違いは以下の通りです。