パリ モデルコース(2日目)
2日目:トカデロ駅(Trocadéro)
2日目のスタートです。
この日は「エッフェル塔」が最も美しく見える、シャイヨー宮に隣接する「トカデロ広場」から出発します。テラスを抜けて「トカデロ広場」を通り、「イエナ橋」を渡れば「エッフェル塔」はもう目の前です。
筆者は行くと必ず、エッフェル塔の先を摘まんでいるような写真を撮るのですが、それを撮影していると周りの観光客も同じことを始めます。皆さんもぜひやってみてください。
エッフェル塔(La tour Eiffel)
シャイヨー宮から徒歩約15分で、「エッフェル塔」のふもとまで行くことができます。セキュリティーチェックはありますが、塔の真下まで行くのは無料です。
エッフェル塔に上るエレベーターの前にはいつも行列ができており、曜日や時間帯によってはかなりの待ち時間になります。さらに、やっとの思いで2階の展望台に着いた後も最上階の3階までは別料金で、エレベーターの乗り換えのために再度行列に並ぶ要があります。
時間節約の為には事前のチケット予約は必須かと思いますが、ここは思い切って上るのをあきらめるというのも選択肢の一つかもしれません。
昇れなかったからといってがっかりする必要はありません。浮いた時間でセーヌ川クルーズはいかがでしょうか。
セーヌ川クルーズ
パリ名物アクティビティの一つ、セーヌ川クルーズ。
シャイヨー宮とエッフェル塔を結ぶイエナ橋のたもとが停留所になっており、そこから何種類もクルーズ船が出ています。
バトビュス(Batobus)はいわゆる水上バスで、パリの定番スポット8カ所に停留所があり、1日パスを買えばその日は乗り降り自由という便利な移動手段です。だいたい20分~30分間隔で運航しています。
水上バスといえども屋根がガラス張りなので観光名所をしっかり見ることができますし、強い風にさらされることもなく快適です。
エッフェル塔(Tour Eiffel)乗船 → シャンゼリゼ(Champs-Elysées)下船
シャンゼリゼ通り(Avenue des Champs-Élysées)
ついに来ましたパリの代名詞「シャンゼリゼ通り」。片側3車線の直線道路がズドンと街中を貫き、凱旋門まで続くその様子は圧巻です。
バトビュスの停留所シャンゼリゼ(Champs-Elysées)から徒歩約10分でシャンゼリゼ通りに出ることができます。道路脇には名だたる高級ブランドのブティックが軒を連ね、歩いている人たちも(なんとなく)オシャレで、自分まで洗練されたような気分になることができます。
おすすめはやっぱりルイ・ヴィトンの本店。残念ながら筆者はここで買い物をしたことは1度もありませんが、雰囲気が素敵なので半ば定番の観光地になっています。そもそも本場なので正規の値段が安いことと、免税を考慮すると3~4割は安く購入できるようです。
昼食
シャンゼリゼ通り沿いには数えきれないぐらいのカフェやレストランがありますので、お店探しにはまったく困りません。お腹の空き具合によって決めれば良いと思います。
ちなみに筆者がパリでいつも行くのがシャンゼリゼ通りに面したベーカリーPAULです。日本にも上陸しているので見かけたことがある方も多いとおもいますが、ここのテラス席で食べるクロワッサンとカフェラテは最高に美味しいです。
凱旋門(Arc de triomphe de l’Étoile)
シャンゼリゼ通りから凱旋門に行くためは地下道を通ります。凱旋門に登るためには地下道から地上に上がる階段の途中にあるチケット売り場に並ぶ必要がありますので、通りすぎないように注意してください。
ここは個人的にも大好きなスポットです。
内部の階段は若干キツイですが、登れば上の写真のような景色を360度楽しむことができます。この凱旋門を中心としてシャンゼリゼ通りを始めとする12本の通りが放射状に延びている壮大な光景は、インスタ映えすること間違いなしです。
凱旋門に入場しないと行くことができないお土産屋さんも、パリらしい小物や雑貨が沢山売られていて面白いので、時間があったら是非のぞいてみてください。
サクレ・クール寺院(Basilique du Sacré-Cœur)
凱旋門のすぐ脇に地下鉄②号線の改札入口がありますので、サクレクール寺院まではそれに乗って9駅(約11分)、迷うことなく行けるはずです。
アンヴェール(Anvers )駅の地上に出て正面のステンケルク通り(Steinkerque)を真っすぐ進み、緑豊かな公園に出たら寺院はもう目の前です。
シャンゼリゼ通り周辺とは明らかに違うごった返した雰囲気は、人によっては戸惑うかもしれませんが、個人的には活気のあるこの場所は大好きです。
小さなカフェやレストンランが沢山ありますので、疲れたら休憩するのも良いかもしれません。ちなみにおすすめのアイスクリーム屋さんはココ→Glaces Mauriceです。
ホテル
観光を無事に終えたら、一度ホテルに戻り荷物をピックアップします。
事前にGoogle Map等で、サクレ・クール⇔ホテル⇔パリ北駅 の移動にかかる時間をざっと把握しておいて、余裕をもってホテルに戻りましょう。
パリ北駅(Paris Gare du Nord)
パリ北駅には地下鉄・フランス国鉄・国際列車・RERといったいくつもの車両が乗り入れていますが、ユーロスターの入口は地上階ではなく2階部分にありますので、登りのエスカレーターを探してみてください。
ここでは、入場前に夕飯を買うことをお忘れなく。待合室には軽食を食べられるカフェとPAULは入っていますがあまりメニューは多くありません。北駅周辺には沢山お店がありますので、惣菜と飲み物を用意してユーロスターの中で食べるのがおすすめです。
パリに行って驚いたのが、「スーパーの惣菜が美味しい!」ということです。イギリスに長い間住んでいたせいでしょうか(ごめんなさいイギリス)、Monoprixなどの何でもないスーパーやコンビニのサラダやパスタが本当に美味しいんです。
適当な惣菜とおつまみ、ビールを買ってユーロスターで食べるご飯の美味しくて楽しいこと。レストランやカフェも良いですが、こんなご飯も思い出になりますよ。
おわりに
ロンドンからユーロスターで行くパリ2日間のモデルコースをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
きっとロンドンとパリは近いということが、お分かりいただけたかと思います。
参考までに、実際に使った行程表を載せておきます。
ユーロスターの発着時刻は季節・曜日によって異なるので、これと全く同じ行程を組むのは難しいかもしれませんが、こんな感じで実際に観光できるんだという参考にはなったはずです。
休みが取れない日本人にとって、まとまった日数が必要なヨーロッパ旅行はなかなか手が出しづらいですし、滞在日数を考えると1回の旅行につき1ヶ国が限度かな~と考えるのが普通です。
ですが、今回ご紹介した「ロンドン発ユーロスターを利用したパリ旅行」のように、ヨーロッパの代表的な2大都市ロンドンとパリを一度に観光する方法もあるんです。日本とヨーロッパを2往復することを考えたら、かなりお得な旅行になるのではないでしょうか。
このモデルコースを参考にして、自分だけのロンドン・パリ旅行を計画してみてくださいね。
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in パリ