グランプラス(Grand-Place)
ブリュッセル中央駅に到着したら、まずは街の中心グランプラスに向かいましょう。
グランプラスは世界遺産に登録されている、ブリュッセルを代表する大広場です。
周囲を市庁舎、貴族の館、王の家といった重厚な建物で囲まれ、「世界で最も美しい広場の一つ」と言われています。
特にクリスマス時期は巨大なツリーが中心に備え付けられ、一層華やかな雰囲気になります。
セルクラースの像(Everard ‘T Serclaes)
広場を取り囲む建物の一つ「星の館」の壁に設置されている横たわった男性の像が、ブリュッセルの英雄セルクラースです。
触ると幸せになれるという言い伝えがあり、触られすぎで全身ピカピカになってしまっている像の周辺はいつも観光客でごった返しています。
触る順番や、足元の犬の頭も撫でるべきだとか諸説あるそうですが、とりあえず全身(+犬も)ペタペタと触っておきましょう。もしかしたら、何か良いことが起こるかもしれませんよ。
ベルギーワッフル
ベルギーに来たからには、ベルギーワッフルを食べないわけにはいきません。
セルクラース像のある通りにはワッフル屋さんが何件かありますが、一番有名なのがメゾン・ダンドワ(Maison Dandoy)です。
店の中にも外にも行列ができていますので、ここは時間と相談していただきたいのですが、ここのワッフルは意外とシンプル。ふわっとしていてペロッと食べられてしまいます。
もう1軒同じ並びにあるお店が€2 Waffle。ものすごい数のトッピングのオプションがありますので、迷ったらシンプルが一番、生クリームとチョコレートはいかがでしょうか?美味しかったですよ。
チョコレートショップ La Belgique Gourmande
小便小僧の斜め向かいにあるこのLa Belgique Gourmandeはブリュッセルとブリュージュに合計8店舗を構えるベルギーチョコ専門店です。おとぎ話の中のような世界が広がる店内は、見ているだけで幸せな気分になります。
このお店の面白い点は「量り売り」があるところです。自分の好きなチョコレートを好きなだけ袋に詰めて、家に帰ってからのお楽しみにしてはいかがでしょうか。
小便小僧(Manneken Pis)
ブリュッセルの人気者、小便小僧の前はものすごい人だかりで、写真を撮るのも一苦労です。
別名を「ジュリアン君」といい、ブリュッセルの最長老市民として住民からも慕われています。
でも実はこのジュリアン君、現在設置されている像はレプリカで、オリジナルは盗難防止のためにブリュッセル市立博物館(王の家)に所蔵されているそうです。
衣装持ちであることでも有名で、ジュリアン君の衣装だけの博物館もあるほどです。世界中からプレゼントされた衣装の中には日本の着物や鎧兜も含まれています。
ギャルリ・サンテュベール(Galeries Royales Saint Hubert)
ガラス天井が美しいヨーロッパ最古のショッピングアーケードです。
高級チョコレートショップのノイハウスを始め、アンティークショップ、ブランドもののブティック、カフェなどが軒を連ねています。
ここでオススメのチョコレートショップが王室御用達のレオニダス(Leonidas)。ベルギー国内では比較的お手頃な価格帯のチョコレートで、日本だと1つ200円近くするボンボンチョコレートをここでは€1以内で買うことができます。
夕食
帰りのユーロスターの時間が近づいてきましたので、ここで夕食です。
ギャルリ・サンテュベールから徒歩わずか1分のところにある、Chez Léonはムール貝を始めとするベルギー料理の有名店で、常にお客さんでにぎわっています。
メニューも写真付きで分かりやすくお値段もお手頃、オススメはもちろんムール貝です。この店オリジナルのビールも飲みやすくて料理とよく合いますので、是非一緒に楽しんでください。
人気店ですので、可能であれば予約しておくことをお勧めします。
ブリュッセル中央駅 ⇒ ブリュッセル南駅 ⇒ セントパンクラス駅
ユーロスターは南駅にターミナルがありますので、中央駅から電車移動します。
ローカル線もICもほとんどの列車が南駅に停車するので、行先はあまり気にせずとも大丈夫です。電光掲示板で次の列車を確認して乗り込みましょう。
南駅に到着したらユーロスターの専用改札に向かい、行きと同様スキャンして入場し荷物とパスポートのチェックを受けます。
この南駅のユーロスター改札がかなり混みあっている場合がありますので、最低でも45分前には到着しておいたほうが良いかもしれません。
セントパンクラス・インターナショナル駅に到着したら時計の針を1時間戻すことをお忘れなく。
大変お疲れ様でした。これで日帰りベルギーツアー終了です。
おわりに
たった1日でユーロスターを使いベルギーのブリュッセルとブリュージュを観光する、弾丸モデルコースをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
下記が今回の行程表です。
ベルギーはチョコレート、ビール、ベルギー料理などのグルメだけでなく、可愛らしい街に歴史ある建物といった見て楽しめる観光も充実した国です。
しかし、日本からヨーロッパへ観光するとなるとどうしてもパリやロンドンなどの人気都市に押されて、ベルギーが候補地リストの上位にあがってくることは少ないかもしれません。
ですが、ユーロスターを使えばロンドンとパリどちらからでも1~2時間で行くことができてしまいます。
せっかく遠路はるばるヨーロッパまでやってきて、1ヶ国だけ見て帰るのは「ちょっともったいないかも….。」と思ったら、是非このモデルコースを参考に「日帰りベルギー」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
集めて楽しい
S T A R B U C K S “ You Are Here Collection ”
in ブリュッセル & ブリュージュ