【TOEIC】900点を目指す勉強法とテクニック|リスニング編

TOEIC TOEIC

TOEIC L&Rテストで800点台から900点台に上がるためには、「壁」を超える必要があります。

ある程度の英語力があったとしてもこの「壁」を超えることは難しく、受験者の上位わずか3%しかその壁の向こう側にたどり着くことはできません。

ゆえに、この900点というスコアは英語学習者の憧れであり、達成すればあなたの世界は大きく広がります。

では、その壁を越え900点台に到達するために必要なものとは何なのか?

答えはとてもシンプル

TOEICで900点獲得するために必要なもの
  • 正しいTOEIC対策
  • 基礎的な英語力

これだけです。

この記事では、335点から970点までスコアを上げた勉強を通じて発見した、効果的な「対策と解答テクニック」と、「基礎的な英語力」を、パート別にわかりやすく解説します。

Sponsored Links

TOEIC Part 1 写真描写問題

このパートは「問題のリサイクル」が多いのが特徴です。過去問や練習問題をできる限り数多く解き、頻出する表現を頭の中に叩き込んでおきましょう

設問の中で特に注意すべき点が「受動態の進行形と完了形」で、これが聞き分けられるようになるとより自信を持って回答することができます。

  • 受動態進行形:A ladder is being set up in a room.(はしごが部屋の中に設置されているところだ。)
  • 受動態完了形:A ladder has been set up in a room.(はしごが部屋の中に設置されている。)

「is being」と「has been」の違いは非常に聞き取りづらいので、反復練習して耳を慣らす必要があります。

さらに厄介なことに、受動態進行形であっても必ずしも上記のように「誰かが何かに対して動作をしているところ」とは限りません。

【例】Some pictures are being displayed in a room.(いくつかの絵が部屋の中に飾られている。)

これは展示されているという受け身の状態が継続しているというだけであって、誰かが継続して何かを働きかけているとは限りません。従って、受動態進行形が出てきた場合は写真から、「ただの状態の継続」なのか、誰かが「働きかけているところ」なのか判断する必要があります。

「ぼんやりと何を言っているのか理解できる」程度では900点台を目指すのには不十分です。
細かいニュアンスの違いを聞き取り、誤った選択肢を切り捨て、根拠をもって正しいものを選べるようになるまで練習問題を繰り返し解きましょう。

Sponsored Links

TOEIC Part 2 応答問題

普段からどんな英語のマテリアルを聞いて練習しているかで、得意・不得意がはっきりと分かれるパートです。英語のラジオやニュースといった「生きた英語」を普段から聞き慣れている人にとっては、さほど難しくはないでしょう。

なお、このパートで絶対に聞き逃してはいけないのは文頭です。この部分を聞き逃すと後に続く選択肢も全く頭に入ってこなくなりますので、全集中で聞きましょう。

文頭をしっかりと聞き取ることによって、正しい選択肢の予測を立てることができます。

「be動詞」「一般動詞(do, did)」「助動詞(can, should, would, may等)」が文頭に来た場合は、質問者はYesかNoのニュアンスの答えを希望しています。

質問①:Are you going to prepare the food? → 返答:はい/いいえ

質問②:Do we need to settle the bill today? → 返答:はい/いいえ

一方、who、what、which、when、where、why、how のような「6W1H」が文頭に来る場合、質問者はYesやNo以外の答えを希望しています。

質問③:What was the manager’s announcement about?
     返答:具体的なアナウンスの内容

質問④:How often does he commute by bus?
    返答:バスを利用しての通勤回数

これらを踏まえた上で、イレギュラーな応答に備えましょう。上記のような質問に対する受け手の返答の中にはあまり素直ではないものもあります。

質問⑤:Should we eat ramen for lunch?
    → 返答:How about some Korean food?
質問⑥:Who am I suppose to send this email to?
    → 返答:Let me ask the manager.

⑤のように質問に対して質問で返したり、⑥のように知らないから別の誰かに聞いてみるというケースは頻出です。
どんなイレギュラーな返答がきても慌てることなく落ち着いて正解を選ぶためには、その会話が起こっている場面を頭の中ではっきりと思い浮かべることです。そして選択肢のなかからそのシーンに「一番しっくりくるもの」を選ぶようにしましょう。

Copyrighted Image