体験談(2021年)コロナ禍イギリスから帰国 – Part 3|11日間のホテル隔離の実態

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隔離期間中の食事

宿泊先のホテルではレストランの利用は禁止、スタッフとの接触を避けるためルームサービスもありませんので「食べる物だけは自分でなんとかしてください」というスタンスでした。

ホテル到着初日の夕飯 疲れていて食欲が無かったので、かなりいいかげん

やむを得ず、しっかりと感染防止の対策をした上で、近くのコンビニエンスストアかスーパーへ買い出しに行き、飲み物を含めた必要なものを調達してさっさとホテルに戻るということを1日~2日に1回のペースでやっていました。
実際食べていたものはこんな感じです。

朝食 - ヨーグルト、果物、シリアル、コーヒー
昼食 - サラダ、パン 又は おにぎり、お菓子
夕食 - 惣菜 又は お弁当、お酒(少し)

さすがに数日したら飽きてきましたが、コンビニを変えたり、納豆やキムチを加えてみたり、栄養の偏りを防ぎつつ無事11日間乗り切ることを心掛けていました。

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一日のスケジュール

待機期間中、毎日やるべきことは以下のたった2つです。

  • 「厚生労働省 帰国者フォローアップ窓口」へ体調の報告
  • OSSMAアプリ」での位置情報の報告

フォローアップ窓口への報告は簡単な質問2つに回答するだけなのですが、LINEかメールを入国時に選びます(LINEの方が楽です)。筆者はだいたい毎朝8時前後に送信していました。

厚生労働省 LINEアンケート
厚生労働省 メールアンケート
OSSMAアプリ

「OSSMAアプリ」は帰国者全員がダウウンロードすることを求められます。
毎日決まった時間(朝7時~9時)に「位置情報を報告してください」という通知が届きますので、それをタップして「OSSMAアプリ」から「今ここ」という報告をします。
この2つをやってしまえば後は何の拘束もありませんので、自由時間です

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持ってきて良かったもの

前回に引き続き、パソコンヨガマットは大活躍です。

加えて、長期滞在となりますので、包丁まな板を持ってきたのですが、これは正解でした。リンゴやバナナをカットしてそのまま食べたり、細かく刻んでヨーグルトとシリアルと一緒に食べていました。コンビニの割高なカットフルーツを買うよりコスパが良いです。

持ってきたものの一式

包丁をイギリスから持ってくる際は、間違っても機内持込荷物に入れないよう注意してくださいね。

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洗濯物について

宿泊したホテルサンルート新宿は洗濯できる設備がありましたので、滞在中2回利用しました。

  • 洗濯機(洗剤自動投入)- 1回 (30分)/ 300円
  • 乾燥機 - 1回(30分)/ 100円 × 2回

パジャマになるようなガウンが部屋にありましたのでそれは定期的に交換をお願いして、ジャージやTシャツ類だけ洗濯をしていました。洗濯機で洗うのに30分、乾燥はたった60分でほぼ完全に乾いてしまうのでとても楽でした。

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隔離期間中の注意点

合計14日間の隔離生活の中でも特に頭を悩ませるのは、「運動不足」です。

散歩やランニングが制限される中で、唯一できるのは室内運動ですので、筆者はYouTubeでストレッチや有酸素運動のプログラムを探して、ヨガマットの上で毎日1時間以上体を動かしていました。
ホテル暮らしと言えば聞こえは良いですが、自由が無いのでストレスは溜まります。

特に体を動かすことが好きな方には、ヨガマットはかなりお役立ちアイテムですのでお勧めです

帰国者の隔離生活の実態

帰国前はこの隔離生活中に一体どれほど厳しく管理されるのか不安でしたが、いざ自身で体験してみると、最初の3日間以外はそれほど厳しい管理体制ではありませんでした
「誓約書」に記載された内容を遵守し常識を持って行動するという、ある意味個人の裁量に任されている部分が多い隔離生活であるというのが実態です。

とにかく立地が最高なホテルでした
ロビーもしっかりコロナ対策がされています

グーグルマップの履歴を残しているといっても、ホテルに携帯を置いて、もしくは電源を切って外出したりと抜け穴はいくらでもあります。

とはいえ、もし自分が滞在していた場所の周辺で「イギリスの変異種」が発生した場合、まず疑われるのは自分であろうということを念頭に、用心深く行動することが大切なのだと思います

おわりに

コロナ禍に英国から帰国するというかなり特殊な体験について3回に分けて詳しくレポートをしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

2021年3月時点で、英国以外の数多くの国がこの「水際対策措置」の対象になっており、海外在住の日本人の方は帰国に関して不安に感じておられることと思います

ですが、その不安も「やるべきこと」がはっきりと分かっていれば、かなり軽減されるはずです。

陰性証明の取得、滞在施設の予約、移動手段の確保等面倒くさい準備も多々ありますが、1つずつクリアして、終わってみれば「ああ、こんなものか。」というのが正直な感想です

当記事が、これから帰国される方の不安・疑問を解消する一助となることができましたら幸甚です。

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