ネット環境と通信機器があれば、どこででもレッスンが受けられる『オンライン英会話』は、趣味と実益を兼ねた習い事として今や大人気です。
しかし、いくらお手軽だからといっても料金を支払って貴重な時間を捻出しているわけですから、「受けるからには最大限の効果を引き出したい!」と思うのは当然です。
ところが、「ある特定のタイプの生徒はオンライン英会話を効率的に利用できておらず損をしている」と多くのベテラン・オンライン英語講師が言うのです。
もしあなたが英会話で伸び悩んでいるのであれば、これからご紹介するこの「損をしている生徒のタイプ」に当てはまっていないかチェックをしてみてください。
フリーカンバセーションの罠
オンライン英会話で予約を入れる際に、希望するレッスン内容を選択します。その一つがこの「フリーカンバセーション」、要するに「雑談」です。
聞こえは良いもののこれが結構曲者で、25分間1対1で会話を続けるだけの英語力と、コミュニケーション力が要求されます。
オンライン英会話レアジョブ講師 A
初心者にはフリーカンバセーションはあまりお勧めできない。単語や表現力が「言いたいこと」に追いつかないで黙り込んだり、知っている語彙や言い回ししか使わないので知識が増えない。
まずは教材を使用して表現の幅を広げてからフリーカンバセーションに臨むと良い。
講師も会話を盛り上げようと一生懸命話すのですが、結局発話の割合が講師9:生徒1で終わってしまったり、何だか警察の事情聴取みたいなやり取りになってしまったりするケースも少なくないそうです。
オンライン英会話レアジョブ講師 B
特に初対面の生徒だと好みもわからず、自己紹介やごく一般的な内容で終わることが多い。また、「フリーカンバセーション」を選択したにも関わらず、終始黙って講師から質問されるのを待っている生徒もいて、まるで就職の面接のようなやり取りになってしまう。
積極的に自らトピックを提供してくれると講師も話しやすい。さらに、会話を膨らませるために「オープンクエスチョン」を使ってもらえると話題が膨らむのでおすすめ。
講師の中には本当に聞き上手・話し上手の人もいますが、彼らの仕事は「英語を教えること」ですので、毎回生徒を楽しませるための面白い話を期待するのはちょっと申し訳ない感じがします。
そこで、なんとなく「今回はこれについて話したい」というトピックを頭の中で考えておくと良いでしょう。
ちなみに「オープン・クエスチョン」と「クローズド・クエスチョン」とはこんな感じです。
高すぎるプライド
オンライン英会話レアジョブ講師 C
生徒の中には建設的な指摘・訂正に腹を立てる人がいる。講師は生徒の英語を伸ばすために訂正しているので、それを受け入れない人は損することになる。
殆どのレアジョブ講師は「日本人の生徒は礼儀正しくて真面目だから好きだ」と言ってくれますが、そんな彼らもごくまれに困った生徒に出会うそうです。
- 訂正を入れたら突然怒りだした
- 授業終わりの「評価」で低いスコアをつけたら苦情に発展した
このような生徒は、自分が成長できる機会をみすみす逃しています。
これを繰り返していると講師側も「この生徒は訂正がいらないんだな」とミスの指摘をしなくなり、やがて自分が間違っていることにすら気付けないという恐ろしい状況になりかねません。
海外旅行や仕事で「いざ本番」という時に恥ずかしい思いをしないためのレッスンですので、訂正をしてもらったら「Thank you very much!」とお礼を言うぐらいの気持ちで臨むことをお勧めします。