ロンドンSOHOエリアの中心地「レスター・スクエア」に、突如歴代の映画スター達の銅像が現れました。
2020年2月から始まったこの「シーンズ・イン・ザ・スクエア」は、子供からお年寄りまで楽しめるように幅広い年代からスターを集めた楽しいアトラクションです。
彼らがディスプレイされるのは2023年までと期間限定ですので、一緒に写真を撮る機会があればそれを逃す手はありません。
今回は「Part 1」に引き続く第2弾、残り4体の銅像と、番外編を1体ご紹介します。
パディントン(PADDINGTON)
こちらはクマの「パディントン」が大好きな「マーマレードサンドイッチ」を食べている様子です。
2014年制作のイギリス・フランス共同制作映画『パディントン』でご存じの方が多いかと思いますが、原作は1958年に出版された『くまのパディントン』という児童文学作品で、日本では1967年に翻訳版が出版されています。
「パディントン」の名前の由来は、彼がロンドン「パディントン駅」で後に家族となるブラウン夫妻に発見されたところからきています。
このことから、パディントン駅にも彼の銅像が設置されていますが、こちらの方は本に出てくる「パディントン」をモデルにしているようです。
映画がリリースされたときには英国のマーマレード消費量が一気に上がったそうです。
確かに、銅像の「パディントン」が美味しそうに食べている姿を見ただけで「マーマレードサンドイッチ」が食べたくなりますね。
Mr. ビーン(Mr. Bean)
イギリスで最も有名なコメディアンと言えば「Mr. ビーン」こと「ローワン・アトキンソン」ではないでしょうか。筆者が訪問した当日も、「Mr. ビーン」の周囲だけ人だかりができており、その人気ぶりが伺えます。
日本でも以前放映されていたことがありますので、日本人ファンは結構多いのではないでしょうか。
このちょっと内股になった座り方、まさしくあの「Mr. ビーン」ですね!
この銅像の面白いところは一緒に並んで写真が撮れるところですので、空いていたら是非とも記念に1枚撮っておきましょう。
近くで見ても本当にそっくりです。
バットマン(BATMAN)
この写真のどこかに「バットマン」がいますので、探してみてください。
わかりましたか?
そうです! ここです!!
肉眼だと殆ど細かい所まではわかりませんが、間違いなく「バットマン」ですね。
「バットマン」がコミックで初登場したのがなんと1939年、それ以降アニメや映画などで常に私達を楽しませてくれたダーク・ヒーローです。
25mの高さのビルの上にいるため、そのカッコいいバットスーツを間近で見ることが出来ない点だけが残念でした。
ハリー・ポッター(HARRY POTTER)
説明は不要かと思いますが、最も最近設置されたのが、こちらJ・K・ローリングによるファンタジー小説の主人公「ハリー・ポッター」の銅像です。
原作は73の言語に翻訳され、シリーズ全世界累計発行部数は2018年時点で5億冊を突破し、史上で最も売れたシリーズ作品となっています。
この銅像は「ハリー・ポッター」が映画の中で、箒で飛びながら得点を競う「クィディッチ」という魔法界のスポーツをしている時のワンシーンです。
服や髪が風になびいてる様子が、まるで本当に空を飛んでいるように見えます。
ちなみにこちらの写真は今回の「シーンズ・イン・ザ・スクエア」とは全く関係ありませんが、ハリー・ポッター好きの方には是非お勧めしたい写真撮影スポット「キングスクロス駅」にある9と3/4番駅です。
無料で撮影できますので、ご興味がありましたらこちらも併せて訪問してみてください。
チャールズ・チャップリン(Charles Chaplin) - 番外編
他の銅像達とはちょっと雰囲気の違うこの「チャップリン」の銅像は、「シーンズ・イン・ザ・スクエア」が始まるよりずっと前の1981年からこのレスター・スクエアに設置されていました。
なんだか寂しげな表情の「喜劇王」ですが、今回沢山の「お仲間」ができて、ちょっとは喜んでいるのでしょうか?
おわりに
映画の主人公と映画への愛を伝える「シーンズ・イン・ザ・スクエア」を2回に亘ってご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
見るだけではなくもっと深く楽しみたいという方に向けて、無料のオーディオガイドも用意されていますので、こちらの看板を見つけて表示されているコードをスキャンしてください。
ポッドキャストのプラットフォームを介して音声ガイドを聞くことができます。
幅広い年代層にアピールする素晴らしい銅像達は、劇場やプレミア公演が行われる映画館が立ち並ぶこのレスター・スクエアで皆さんを待っています。
チャンスがありましたら、是非会いに行って一緒に写真を撮って楽しんでください。